2年前に夏休みを利用して2週間フロリダを訪れました。
もともと高校が寮のある学校であったため、親元を離れることへのホームシックも
ジャンクフード好きな性格から日本食ロスもないだろうと自負していました。
ところが、1週間を過ぎたころからあるものに私はカルチャーショックを受けました。
”トイレ”です。
あのトイレの奥から聞こえる川のせせらぎ、愛らしい小動物程の癒しを与える温かい便座、
温水洗浄、日本人のおもてなしの心が垣間見えるフタの自動開閉。これらは日本が世界に誇るべきトイレの機能だとしみじみ感じたのを覚えています。
それをボソッと現地のコーディネーターの方に言うと、ぜひ海辺にある公園のトイレに行ってみてくれと言われました。ウォシュレットでもあるのかなという若干の期待を持ち、
トイレへ向かうと”all gender(すべての性)”と書かれていました。
これがこの留学のきっかけとなったのです。
そこで私は翌日1時間、海辺に座り、美しいサンセットが見えるビーチの真反対にある
トイレを眺め続けました。性別も年齢も異なる、計89人もの人がジェンダーフリートイレ(すべての性に対応したトイレ)を利用していました。
ごく当たり前のようにジェンダーフリートイレが街中に存在する、その環境でもっとジェンダーについて学びたい。それがアメリカ留学のきっかけです。
#ジェンダーフリートイレ #トビタテ
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